目次
そもそも自称進学校の基準や偏差値はどのくらい？
自称進学校が、どのような学校なのかを簡単に紹介します。
※定まった規定等があるわけではないのため、一般的に言われている基準を紹介します。
自称進学校の基準は、偏差値も含めて以下4つで考えられます。
- 自称進学校の偏差値は60～65程度
- ルールや独自の勉強方法に厳しい
- 国公立大学を受験させたがる
- 学校生活での校則やルールに厳しい
その他にも、「過去に難関大に合格した実績のある高校」「地域の中で偏差値の比較的高い高校」「生徒のサポートのために課題をたくさん出してくれたり、小テストを毎日実施」等があります。
しかし、難関大に受かるための特殊なカリキュラムがあるわけではなく、また地域の中での順位は、地域ごとの高校の多さによっても左右されるものです。
上記以外の基準もあるため、挙げるとキリがないです。
反対に、進学校の基準は以下で考えている人もいます。
私の意見では進学校は偏差値７０以上ですね。「東大・京大・国公立医学部医学科に合計２０人以上」かつ「東大に５人または旧帝大医学部医学科に５人または京大に１０人」進学することが進学校の条件です。
参照：Yahoo知恵袋
簡単にまとめると、少し厳しそうだけど勉強に熱心な学校というイメージを持つ人もいるかと考えられますが、実態はどうでしょうか？深掘りしていきます。
【勉強・受験編】自称進学校の偏差値
勉強・受験面での自称進学校の偏差値を紹介します。
- 自称進学校の偏差値は60～65程度
- ルールや独自の勉強方法に厳しい
- 国公立大学を受験させたがる
自称進学校の偏差値は60～65程度
自称進学校では、偏差値が60〜65程度であり、入学時には受験勉強に力を入れた生徒が多く見られます。これは、自称進学校と呼ばれる中の上レベルの学校の偏差値が魅力的で、さらに国公立大学への合格実績が良いため、多くの生徒がこのような学校に引かれるからです。「わたしもこの学校なら、もっと良い大学に行けるかもしれない！」と考える生徒は少なくありません。
しかしながら、生徒の中には、学校の偏差値を超える能力を持つ子もいるのです。ですが、学校全体のレベルが中の上程度であるため、本来の力を発揮できずに伸び悩んでしまうケースもあるのが現実デス。例えば、「もっと難しい問題に挑戦したいのに、授業が追いつかない…」と感じる生徒もいます。これは、周囲とのレベル差によるものであり、個々の能力を十分に引き出せない環境が原因となっていることが多いデス。
このような状況では、生徒が自己の能力を最大限に発揮できるよう、個別の指導やカリキュラムの見直しが必要になってくるかもしれません。また、学校選びにおいては偏差値だけでなく、その学校がどのような教育環境を提供しているかも重要なポイントとなるでしょう。「自分にとって最適な学習環境はどこにあるのか」という視点で学校を選ぶことが、将来の成功への第一歩となるのです。
ルールや独自の勉強方法に厳しい
自称進学校では勉強のルールが厳しいという2つの特徴があります。
- 授業態度に厳しい
- 自分独自の勉強方法に否定的
授業態度に厳しい
自称進学校でよく目にするのは、授業態度に対して厳格な教員が多いという現象です。実際、私が通っていた学校も例外ではなく、教師たちは授業への集中を徹底させようとします。
「ちょっとでも他のことをしていると、すぐに注意されるんですよね」という生徒の声もしばしば聞かれます。
たとえ自分が理解している範囲をさらに深めようと参考書で学習していても、「今はそれをやる時間ではない」とたしなめられることが多いのです。
実際のところ、生徒たちの学力や理解度は一人ひとり異なります。中には、授業の進行に合わせることなく、自分のペースで学びたいと思う生徒もいるでしょう。
しかしながら、自称進学校では、能力が高い生徒も含めて、一律の進度で授業が進められることが多いです。
「もうこの単元はバッチリ理解しているのに、同じ内容を何度も聞かされるのは時間の無駄に感じる」というフラストレーションを感じる生徒も少なくありません。
勉強が苦手な生徒には、個別指導やサポートの手を差し伸べることで、全体の進度を遅らせることなく学習を進めることができるはずです。
しかし、一種の集団主義的な思考に基づいて、全員が同じペースで学ぶことが求められる傾向にあります。
「みんなで同じ速さで進むべきだ」という考え方が、このような教育の進め方を生んでいるのかもしれません。
このような環境では、学びたいという熱意を持つ生徒の意欲を損なう恐れもあり、それが教育に対する否定的な印象を強めてしまうかもしれません。
自分独自の勉強方法に否定的
自称進学校はしばしば、学校の勉強方法やカリキュラムを最優先し、それ以外の学習手法に対しては批判的な態度を取ることが多いです。
「学校の授業こそが最も重要だ」というメッセージを、生徒に強く印象づけているように感じます。確かに、授業を通じて各科目の理解を深めることは重要ですが、それだけでは十分ではありません。
実際には、授業の外で行う自習や復習が、学習過程において極めて重要な役割を果たします。
授業を受けることで得られる知識は基本に過ぎず、本当の理解には自分での取り組みが不可欠です。「授業で聞いただけじゃ、まだまだ理解したことにはならないんですよね」と多くの生徒が感じています。
しかし、自分で選んだ参考書を読んだり、塾の課題に取り組んだりすると、自称進学校からはあまり良い反応を得られないことがあります。
さらに、学校では朝早くから小テストを行ったり、通常の授業時間を超えて7限や8限まで授業を設定したり、大量の課題を課したりすることで、生徒が自学に充てる時間が奪われてしまうことがしばしばあります。
「自分の時間がなくて、自習する暇もない」と生徒たちが感じる場合も少なくありません。
このような状況は、学ぶべき内容を自分のものにするための貴重な時間を減らしてしまうため、生徒たちの学習効率やモチベーションに悪影響を与える可能性があります。
国公立大学を受験させたがる
自称進学校が国公立大学の受験を強く推奨する態度は、私の経験からも非常に共感できる特徴です。
これらの学校は、優れた合格実績を前面に出すことで学校の評判を高め、受験生を引きつけようとします。
私の学び舎でも、国公立大学合格者数が校のプライドとなっており、そのために生徒に対する進路指導が行われていました。
たとえば、私の友人は明確な進路希望を持っており、私立大学への進学を望んでいました。
しかし、担任からは「国公立大学の方が安全だ」とか「経済的にも合理的だろう」といった理由で、国公立を選択するよう勧められていました。「万が一のことを考えて、安定を取るべきだ」というアドバイスを受けることも少なくありませんでした。
しかし、本当にそれが生徒の意思を尊重した選択と言えるでしょうか？
大学選びは単に国公立か私立かの問題ではなく、何を学びたいか、その学びを通じて将来何を成し遂げたいかに焦点を当てるべきです。
「大学は名前で選ぶものではない」ということを、私たちは認識する必要があります。それぞれの受験生が真に望む学問やキャリアを追求できる場を選ぶことが、最も重要なのです。
難関大学受験のサポートが不十分なことが多い
自称進学校は、一定レベルの偏差値を持ちながらも、難関国公立大学や医学部への進学に関するサポートはしばしば不十分です。
これらの学校は中堅国公立大学への合格実績を誇ることが多いものの、最上位の大学や医学部への入学を目指す生徒への指導は、専門的な進学校と比較して不足が見られることがあります。
私の経験を振り返ると、国公立大学医学部への進学を決めた際、高校3年生での面接試験対策がこれに当てはまります。
医学部の入試では、面接形式や内容が大学によって大きく異なるにも関わらず、私の通っていた学校の指導はその点を十分に把握していなかったようです。実際に受験を経験してみると、学校での準備とはまったく異なる種類の問題や対話に直面しました。
このような状況は、難関校への進学を目指す生徒にとっては大きな障害となり得ます。
特に、医学部のような特殊な学問分野では、入試の形式や求められる能力が一般の大学入試とは異なるため、より専門的な準備が必要です。生徒のポテンシャルを最大限に引き出し、目指す進路に合った適切なサポートを提供することが、教育機関としての責任であると言えるでしょう。
自称進学校から難関大学に進学したいと考えている生徒さんやご両親の方は、「自称進学校から難関大学(東大|京大|旧帝大|MARCH)」をご覧いただくことをおすすめします。
【学校生活編】自称進学校の偏差値
学校生活面での自称進学校の偏差値を紹介します。
- 学校生活での校則やルールに厳しい
学校生活での校則やルールに厳しい
自称進学校においては、厳格な規律を重んじるあまり、理解しがたい「ブラック校則」と呼ばれる規則が存在することがしばしば指摘されます。これらの校則は、生徒の振る舞いや外見に対する厳しい制限を設けることで知られています。例えば、髪色を事前に登録する必要があったり、髪型や服装、さらには持ち物に至るまで細かな規制が課されたりするのです。
私の経験でも、男子生徒のツーブロックヘアスタイルが暗黙のうちに禁じられているという、無言の規則がありました。私自身、反骨精神に火をつけられ、わざとツーブロックにしてみましたが、予想通り教師から注意を受けました。笑い話ですが、結局は私の意志が貫通し、そのスタイルを続けることができました。
これらの校則は、学校側が求める規律や秩序の維持を目的としているかもしれませんが、時として生徒の自由や個性を不当に制限することになりかねません。
特に青少年期は自己表現が重要な時期であり、過度に厳しい規制は生徒の成長や自己発見の過程に影響を及ぼす可能性があります。教育機関としては、生徒の個性や自由を尊重しつつ、学校生活の秩序を保つバランスを見つけることが求められるでしょう。
自称進学校の偏差値に関するよくある質問
自称進学校の偏差値に関するよくある質問について紹介します。
- 偏差値50は自称進学校に当てはまりますか？
- 進学校とは偏差値いくつからですか？
- 自称進学校とは？
Q：偏差値50は自称進学校に当てはまりますか？
A：偏差値50は自称進学校ではありません。
偏差値50は、成績の中央に位置しており、自称進学校のカテゴリーには含まれません。50の偏差値の学校では、教育方針が自称進学校に似ていても、生徒は上位15%、つまり偏差値65の学生には簡単には追いつけない現実があります。
偏差値50の高校に進む生徒は平均的な学力の持ち主であり、もし成績を向上させたいと考えるなら、自己の努力や適した学習法を見つけ出すことが不可欠です。
そのためには、この偏差値帯の学校では、生徒一人ひとりに合った進路指導が求められるでしょう。
Q：進学校とは偏差値いくつからですか？
A：偏差値66以上からだと言われています。
そのほかにも以下の考えの方はいるようです。
私の意見では進学校は偏差値70以上ですね。「東大・京大・国公立医学部医学科に合計２０人以上」かつ「東大に５人または旧帝大医学部医学科に５人または京大に１０人」進学することが進学校の条件です。
参照：Yahoo知恵袋
Q：自称進学校とは？
A：自称進学校とは、「偏差値が60前後で地域内で二番手に位置しており、国公立大学の合格を重要視する高校」とされることが多い。
国公立大学への合格者数を増やすことが一大目標とされ、教育方針や校風に大きく反映されています。(厳密な定義はありません。)
都道府県別自称進学校が知りたい方は、「都道府県別自称進学校判定」をご覧下さい。
さらに、詳しく自称進学校について知りたい方は、「自称進学校出身者の「自称進あるある」の真相10選！束縛される？課題多すぎ？自称進の闇」もご覧ください。
